産品｜のどぐろ（浜田市）　生産者｜株式会社シーライフ

 島根から世界の食卓へ

高級魚「のどぐろ」の漁獲地として有名な島根県浜田市で、『この地で獲れた新鮮な魚の美味しさを、日本全国、そして世界へと広く届けたい!』という想いから創業したシーライフ。
私たちがのどぐろを最もおいしくいただける加工法だと考える「干物」と、他にはない個性的な缶詰など加工品にすることで全国、世界の市場に挑戦しています。

 島根県最大の漁業基地

浜田漁港は全国に13湊しかない特定第三種漁港の一つです。日本海の沖合には暖流の対馬海流と寒流のリマン海流が存在することで豊富な魚種に恵まれています。有名なのどぐろ、どんちっちアジをはじめ、アンコウ、アナゴ、カレイ、ブリ、イカ、サバ、フグなど様々な魚介類が水揚げされます。シーライフは、のどぐろや、それ以外の魚を鮮度バツグンのその日のうちに干物や缶詰に加工しています。

 極上の伝統食「干物」

刺身、寿司、塩焼き、煮つけ、しゃぶしゃぶ・・数あるのどぐろの食べ方の中で、私たちが最もおすすめする美味しい食べ方「干物」。脂ののったジューシーさが最大化され、しつこさやクセもなく、上品な口当たりとなる素晴らしい加工法です。弊社のノドグロの干物の特徴は、（1）漁港からの地理的な近さを生かした鮮度管理の徹底、（2）健康を意識した控えめの塩分と化学調味料の無添加（3）看板商品に傷をつけることなどできないという使命感になります。

 革新的。唯一無二の「高級缶詰」

干物は保存性を高める古来からの知恵ですが、さらに保存性を高め、流通性を向上するために「缶詰」を開発・製造しております。希少なのどぐろの産地という強みと新しいものを生み出すシーライフの開発意欲で世界に誇れるオリジナル缶詰を数多く生み出し、日々研究開発をしています。小規模だからこそ、「こんな缶詰があったらいいのにな」のニッチを狙った、特定消費者に刺さる商品づくりが可能です。

 SeaとLIFEの共存を目指して

私たちがこの地で長く活動し良い商品をお客様に届けるためにも、産地の発展や持続可能な水産業は不可欠です。「Sea（＝海）とLIFE（生活、命）の共存、水産品のある食生活の普及」。生まれ育った地域で活動する会社だからこそ、自分たちが開発する商品が、他社を含め地域の発展につながるのか、未来の資源、水産業を考えた選択をする必要があります。

 魚の食文化の発展を目指して

当社は「シーライフでないと作れない」ものづくりを私たちはしたいという考えから成り立ちます。市場競争を考えると、私たちがつくる商品は世の中になく、見かけたお客様が面白い！とうなづいてくれるモノでないといけません。魚をいかに時代に合った形として食卓に提供できるのか、既存の水産加工品市場だけでなく、大きなフィールドを夢見て強気な開発姿勢で新たな市場や未来の食文化の形成に取り組んでいます。

 お客様の健康を目指して

有機栽培から植物由来の有機栽培へ。そして、現在は第3の農業人生である「自然栽培」を進め、ほとんどの圃場※で自然栽培を実践しています（有機肥料をごく少量使用する栽培も一部ございます）。地域では度重なる洪水による被害や中山間地の農家の高齢化による担い手不足など課題もたくさんありますが、「ホンモノの食料生産、ホンモノの地域づくり。」を目指して日々研究と実践を繰り返し、作物を育てることで地域の環境を守っています。干物は大量生産品というイメージが強く残っており、安価で毎日の食卓に並ぶものでした。ですが、大量生産でつくる干物は冷凍原料や外国産原料が多く使われており、旨味を加える化学調味料、足の早い水産品には不可欠と考える人も多い酸化防止剤などが含まれています。すべてを否定する訳ではありませんが、やはり化学調味料は無いに越したことはない、自然由来の素朴な干物を食べてもらおうというのがシーライフの考え方です。身体にやさしい素材を使用することで、自分の子供や家族、親戚や友達などにも安心して食べてもらえる商品を提供していけるという想いが持てるのです。

 カッコいい水産加工業に挑戦

私たちの仕事は、田舎で水産加工品を作ることだけではありません。生産地である漁港・水産資源・働き手の未来、消費者の健康・食べたい・美味しいという感動。両方の想いを受け止め、商品という形にして発信し届ける。まさに、産地の資源と都会・世界の消費者を結ぶコーディネーター業になります。
そう思うことで、水産加工の仕事のイメージを変え、カッコイイな！憧れるな！という仕事にしていきたいと考えています。