産品｜ふぐ味醂干し（浜田市）　生産者｜山陰海宝水産

 魚の加工に新たな価値を創造する

島根県最大の漁港のある浜田市では、古来より魚の加工技術が発展し、干物や缶詰など様々な加工品が製造されています。

　その伝統の技を受け継ぎ、忠実に守りながらも新たな価値を創造するための取り組み研究を積極的に取り入れた新商品の開発を行っています。当社は、ふぐ処理施設届出済事業所で、ふぐ処理者免許保有者をはじめとする熟練の職人が、ふぐ鍋、ふぐ唐揚げ、ふぐ味醂干しなどを製造しています。

 島根県最大の漁業基地

港しかない特定第三種漁港の一つです。当社のすぐそばにある浜田漁港は全国に13日本海の沖合には暖流の対馬海流と寒流のリマン海流が存在することで豊富な魚種に恵まれています。　

　有名なのどぐろ、どんちっちアジをはじめ、アナゴ、アンコウ、カレイ、ブリ、イカ、サバ、フグなど様々な魚介類が水揚げされます。まさに海の幸の宝庫です。浜田漁港から車でわずか1分にある当社は、水揚げされたばかりの鮮魚を素早く加工し、皆様の食卓へお届けします。

 地域の秘伝のタレを受け継ぐ

当社は、焼かずにそのまま食べられるオリジナルのふぐ味醂干製品や浜田市のブランド魚「のどぐろ」の低温煮つけなど製造しています。こうした新たな商品を生み出すだけでなく、伝統の継承にも力を入れています。平成30年に地域で67年間もの間、フグ味醂干し専門店として親しまれてきた「有限会社米原商店」が廃業されました。廃業してから数年後「秘伝のタレを受け継いでほしい」という依頼を2代目社長よりいただき、当社が1年半の歳月を経て復活させました。地域の味の継続と発展を目指した商品づくりを行っています。