産品｜いちご（江津市）　生産者｜株式会社MOG-MOG

 安全安心のイチゴを消費者に

株式会社ＭＯＧ－ＭＯＧ（モグモグ）は、水稲（12ha）とイチゴ（15a）を営む農業法人です。社名は、「安全安心でおいしいお米やイチゴを消費者に、話をしながら楽しく食べてもらいたい」との思いからネーミング。当時カーリング日本女子代表がモグモグタイムでおにぎりやイチゴを頬張っていたことも、きっかけになっています。高齢化が進む地域で衰退する農業に対し、家族経営から法人化することで地域の農業を盛り上げながら、商品価値の高い、消費者に喜んでもらえるイチゴづくり（紅ほっぺ、かおり野、章姫、さちのか）に努めています。

 古代より土質に恵まれた地域

私たちが営農する江津市都治（つち）地域は、普通土、粘性土、砂質土から地盤が構成されており、それぜれの土質特性を活用して農業が古来より盛んに行われ、豊かな実りで人々の暮らしを支えてきました。遠い昔、大穴の持神(国土の神)が、この里に180の神々を集められ、国の統治を諮りつつ饗宴を催されたという古事によって後世、都治と名づけたという歴史深さを持ちます。豊かな土地には人が集まったことから古墳や古代集落の存在も確認され、大化の改新後は石見6駅の一つとなり、地域の要として発展していきました。

 美味しいイチゴを全国へ

はじめは地元の産直市や市内のスーパー、カフェ、菓子店でイチゴを提供し、地域で人気となったイチゴは、２年連続で江津市長賞を受賞しました。現在は、地域をこえて評価をいただくようになり、全国に出荷を行っています。今後も高品質なイチゴ栽培でその輪を広げていきたいと考えています。

 楽しい農業で地域に貢献

農業による農地の維持は、集落の人とのかかわりや、景観形成と防災の両面で地域の維持に役立つと考えています。この農業を継続・発展するためには自分も見た方もやりたいと思える「楽しさ」が必要だと考えています。まずは自らが農業を楽しみ、先端技術を用いた農業や新たな取り組みを推進しながら、新規就農者をサポートする活動や地域の方と農地を結ぶ活動を行っています。