産品｜クレソン・セロリ（江津市）　生産者｜株式会社GPA

 年中クレソンが楽しめる

一般的な土耕栽培では、クレソンが好む温度帯を維持することが難しく、夏と冬に収量が著しく落ちてしまいます。PAは、自然の恵みである太陽光を適度に活かしながら、ビニールハウスの中での水耕栽培方式を採用しました。これにより、外部環境の影響を極力抑え、年間を通じてゴウツクレソンの生産が可能になりました。いつでもクレソンメニューをお楽しみいただけるよう、GPAは頑張ります。

 栄養素を可視化＆手づくり

水耕栽培では、水に何の栄養素をどれだけ入れたかを可視化することがでいます。植物には、それぞれに適した育て方があります。汎用品の液肥を養液に混ぜるだけでは、物足りない味のクレソンになります。私たちは、学術機関と共同研究を行い、クレソンに最適な栄養素の配合を割り出すことに成功しました。レシピデータをもとに、自社のラボにて0.01g単位で各栄養素を細かく調合したゴウツクレソン専用の液肥で栽培をしています。必要な栄養素を必要な量与えることで、ゴウツクレソンはスクスク育ちます。ハーブを食べ慣れた強めの香りを求められるお客様や、初めてのハーブ料理を柔らかい香りで試してみたいお客様にも楽しんでいただけるのが、ゴウツクレソンです。

 県内外のスーパー・飲食店へ

農業生産法人株式会社GPAは2023年時点で島根県内クレソンの9割以上を生産、都道府県ランキングで7位となりました。

伊勢丹や成城石井をはじめ、県内外のスーパーや飲食店、ネット販売により全国にファンをが広がりました。2023年、ヒルナンデスで紹介された「今一番売れてる鍋ランキング」全国1位の鴨専門店カナールさんの鴨鍋セット食材としてゴウツクレソンが採用されるなど、多くの皆様からその美味しさを評価いただいております。

 地方創生＆地域活性化を目指して

株式会社GPAは、地方創生＆地域活性化に資するビジネスをやろうと創業しました。人口わずか23,000名、西日本で最も小さい市、”島根県江津(ゴウツ)市”を「新しい名産品づくり」で盛りあげたいと頑張っています。

　江津市の総生産額に占める農業の割合はわずか0.8%。就業者数もわずか6%。平均年齢は67歳(推計)。主な産業は、医療・福祉関連業、窯業、土木建設業です。江津市には大学がありません。島根県には私立大学がありません。高校卒業後の進路先は、市外・県外の大学・専門学校です。都会で高度人材としての教育を受け、多感な時期を過ごした若者が、江津市へ戻り就職する気持ちになるには、相当に高いハードルがあります。Uターンのきっかけとして、農業がその選択肢になるよう、GPAは頑張ります。