産品｜桑商品（江津市）　生産者｜桜江町桑茶生産組合

 有機＆無添加加工の健康素材「桑の葉」

桜江町桑茶生産組合は、かつては島根県で最大の養蚕産地だった桜江町の「桑」に着目し、市場に桑商品がほとんどない時代の1998年から桑茶の生産を開始しました。創業以来有機栽培にこだわり、美味しくて安心安全な加工方法を試行錯誤し、余計なものを加えないシンプルな商品開発を行っています。桑茶だけでなく、桑青汁や桑茶粒（サプリメント）を含めた数多くの商品を開発し、全国・世界に販売する6次産業企業です。

 近隣の影響を受けない広大な農地

当社の特徴は有機JAS認証を受けていることです。有機栽培を行おうと思っても、近隣の農地で農薬を使っていればその影響を受けてしまいます。桜江町桑茶生産組合が整備をする桑畑は、江津市の山中にある桜江町の広大な敷地です。約9割が林野で、手つかずの自然が多く、近隣の影響を受けません。周囲の影響を受けない田舎の農地だからこそ自社が考える安心・安全な栽培を実現することができます。

 肥沃な土壌と自然の滋養を育む江の川

中国地方最大の江の川が山中をはしっており、何度も氾濫を起こすことで肥沃な土壌が運ばれ、自然の滋養をたっぷりともたらしてきました。そのおかげで、自然のビタミンやミネラル、食物繊維がたっぷりの爽やかな香りの青々とした桑の葉とほんのり甘い桑の実を収穫することができます。

 豊富な栄養と有効成分の発見

中国地方最大の江の川が山中をはしっており、何度も氾濫を起こすことで肥沃な土壌が運ばれ、自然の滋養をたっぷりともたらしてきました。そのおかげで、自然のビタミンやミネラル、食物繊維がたっぷりの爽やかな香りの青々とした桑の葉とほんのり甘い桑の実を収穫することができます。

 Iターン者からはじまった物語

創業者である古野俊彦は、福岡市で旅行会社を経営しながら、「第二の人生は田舎で暮らしたい」とIターン候補地をまわっていました。1996年に江津市桜江町に訪れ、自然豊かな町とIターン者の受け入れに積極的な姿勢に魅せられ、51歳の時に夫婦でIターンしました。その後、農作業や江の川の漁を体験しながら楽しく生活していた時、町の古老から「地域の桑畑を何とかしなければ」という話を聞きました。

 財産 → 邪魔もの → 再び財産へ

桜江町はかつては、日本の一大産業であった生糸を支える島根県最大の養蚕産地で、蚕の餌となる桑畑が一面に広がっていました。「おカイコ様のおかげ」で町は多いに栄えましたが、化学製品の台頭や中国の安い生糸の輸入によって次第に衰退し、1980年代には町から養蚕が消え、荒れ果てた桑畑が残りました。この邪魔になってしまったかつての財産を何か有効活用できないかと研究し、桑茶にたどり着くことができました。

 有志の活動から世界に発信する活動へ

1998年に地元有志とともに桑畑の復活のために任意団体の「桜江町桑茶生産組合」を立ち上げました。20000年に有限会社化し、農業6次産業化を実践、2002年には桑としては全国で初めてとなるJAS認証を取得し、現在では、桑をはじめ、農産物の栽培、加工、卸売り、小売り、海外向け商品の製造、販売など多岐にわたる事業を展開しています。